どす黒い感情

妹とは、私がこっちへ移住した頃から、関係がおかしくなった。うるさい姉がいなくなった途端に、仕事を辞め、婚活に専念し始めた。最初からかなり打算的で高学歴、高収入男性を狙える事務所に登録していた。何度か婚約間際までいったらしいが、くだらない理由で破局していた。ずっとニートみたいなもんで、どう生活していたのかは、知らない。母はいつもそんな妹を庇っていた。そんな妹の結婚がようやく決まり、理想に近い相手を手に入れた女は、結婚式に出てくれと言ってきた。いつも結果だけ伝え、なんの関係も持たない妹を祝福したいという気持ちに、グラグラしている自分がいる。あいつはその上、過去をいっさい語るなと、忠告もしてきたのだ。見合い結婚なんて、そんなものだと思うが、式をぶち壊す夢を最近、やたら見るようになった。危ない危ない。。。